コラムCOLUMN
【羽島市の歯医者】親知らずはなぜ生える?抜くべきか抜かないべきか
こんにちは!
岐阜県羽島市の歯医者【正木伊藤歯科】です。
気づいたら生えていて、しかもトラブルになりやすい親知らずですが、生えてきたらどのように対処するのが正解なのでしょうか。
今回は、親知らずについてお話しします。
親知らずの歴史
親知らずが生えてくる由来は、古代の人間には必要な歯だったためと考えられています。
古代では、現代のように食べやすい・柔らかい食べものばかりではありませんでした。
硬い木の実や穀物、肉や魚も生で食べていた時代です。
硬いものをすりつぶして食べるには、奥歯(臼歯)が重要な働きをします。
親知らずは、古代の人間にとって食べものを咀嚼(そしゃく)するために必要な歯だったのです。
また、硬いものを食べていた古代の人間には、現代人よりもはるかに強い噛む力が必要でした。
そのため、古代の人間は現代人よりもずっと顎が発達しており、親知らずが生えてくるスペースにも余裕がありました。
時代を経るにつれて調理法が発達し、強靭な顎を持たなくても食事を摂れるようになると、それにつれて顎も小さくなります。
親知らずが生えるスペースが十分に確保されなくなってしまい、親知らずによるトラブルが発生するようになりました。
親知らずは、人間の進化の過程で役割を失ってしまった歯だといえます。
親知らずは抜くべき?
親知らずが生えてきた場合、抜くべきなのでしょうか。
その判断は、親知らずがまっすぐに生えているかどうか、周囲の歯とトラブルを起こしていないかどうかで行います。
親知らずがまっすぐ生えていて、すでに生えている周囲の歯に悪影響を及ぼさないと判断できるときは、急いで抜く必要はありません。
場合によっては、奥歯周辺の歯を失った際にその部分の補填に使用できるため、スペアとして生やしたままにしておくこともできます。
しかし、親知らずが完全に生えきっていなかったり、周囲の歯の邪魔をしていたりするときは、抜くことを検討します。
そのような親知らずは、磨き残しによって歯垢や歯石がたまりむし歯や歯周病になりやすい傾向があるためです。
また、隣の歯を圧迫して歯並びに悪影響を及ぼしているような場合も、抜くことを検討しましょう。
親知らずのトラブルは放置せずすぐに歯医者へ
親知らずが生えてきた、生えていた親知らずが痛むというときは、放置せず歯医者で状態を確認してもらいましょう。
「正木伊藤歯科」では、親知らずのトラブルに対し、しっかりと検査をしてどう対処すべきかを提案させていただきます。
難しい処置が必要な場合は、高次医療機関への紹介も可能です。
木曜以外の平日、土曜とも18時半まで診療しており、駐車場も6台完備しているため、お車でのアクセスが便利です(2024年2月現在)。
羽島市で親知らずについてお悩みの方は、ぜひご相談ください。