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【羽島市の歯科】歯の「詰め物」の種類や寿命・よくあるトラブルとは?
こんにちは!
名鉄竹鼻線「須賀駅」から徒歩10分の【正木伊藤歯科】です。
むし歯の処置で、「詰め物」や「被せ物」をつけたことはありますか?
厚生労働省による2022年の調査では、むし歯の処置を行った歯の、5歳~85歳の一人あたり平均本数は9.2本でした。
むし歯の処置とは、侵された歯質を取り除いて消毒し、詰め物(充填)や被せ物(クラウン)で覆う治療のことです。
(参照:厚生労働省|令和4年歯科疾患実態調査の概要 p13 表11) >
まだむし歯が小さくて、大きく削る必要がない場合は「詰め物」による処置を行います。
歯の詰め物と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
歯の詰め物は、銀歯だけでなくレジンやセラミックと、昔とくらべて素材の選択肢が増えました。
今回は、歯の詰め物の種類やトラブルについてお話しします。
歯の詰め物の種類
現在歯科で使用されている詰め物の種類は、以下のとおりです。
コンポジットレジン
保険適用できるプラスチック素材で、白く目立ちにくいのが特徴です。
ただし、金属の詰め物とくらべると耐久性はやや劣ります。水分の吸収により、変色しやすい素材でもあります。
銀歯
いわずと知れた銀歯です。金属なので強度にすぐれている、というメリットがあります。
一方でお口の中で目立ちやすいことと、歯肉の変色やむし歯が再発しやすいというデメリットがあります。
金歯
自由診療の詰め物で、自然の歯により近い硬さなので奥歯の詰め物に適しています。
詰め物に使用される金属では、身体に悪い影響が少ないとされている金属です。
セラミック
自由診療の詰め物で、元の歯に近い透明感のある白さを再現でき、変色する心配もほとんどありません。
汚れもつきにくい素材です。
ジルコニア
こちらも自由診療で、高い強度をほこり、奥歯の詰め物として使用できます。
割れてしまうと調整が難しいのがデメリットです。
歯の詰め物のトラブル3選
歯の詰め物のトラブルの1つ目は、外れてしまうことです。
これは、歯ぎしりや食いしばりによって詰め物に余計な力がかかることや、経年劣化、かみ合わせの変化、二次むし歯によりすき間ができることによって起こります。
2つ目に、詰め物をした部分の下に二次むし歯ができることがありますが、これは古くなった銀歯に多いトラブルです。
3つ目は、銀歯など金属製の詰め物により、金属アレルギーを発症することがあります。
歯の詰め物が取れてしまったら歯医者へ
歯の詰め物が取れてしまったら、そのまま放置せず歯医者で詰め直してもらいましょう。
歯の詰め物が取れると、象牙質がむき出しの状態になります。
象牙質は歯の主成分といえる軟らかい組織で、むし歯になりやすいのが特徴です。
また、象牙質の奥には神経があるため、むき出しの状態だと痛みを感じやすく、冷たいものがしみやすい状態です。
詰め物が取れたまま放置しておくと、過去にせっかく治療した歯なのに再びむし歯になってしまう可能性が高くなります。
すぐに歯医者に行けないときは、取れた部分の歯磨きをしっかりすること、取れた詰め物は捨てずに歯医者に持っていくことを忘れないでください。
「正木伊藤歯科」では、むし歯の治療はもちろん、歯の詰め物のトラブルにも対応しています。
木曜以外の平日、土曜の18時半まで診療しており、お仕事をしている方でも通いやすく、駐車場も6台完備しているため、好アクセスです(2024年2月現在)。
歯の詰め物が取れた際には、お早目に当院へお越しください。