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【羽島市の歯医者】口腔がんの見分け方は?セルフチェックと早期治療がカギ
こんにちは!
羽島市の歯科医院【正木伊藤歯科】です。
口腔がんは、厚生労働省による全国がん登録・罹患数調査によると、男性の罹患率は口腔がん・咽頭がんを合わせて14.9%、女性では5.7%との結果で、男性の方が女性の2倍以上多いことがわかっています。
(参照:厚生労働省|全国がん登録罹患数・率報告p18・19〈図3・4〉) >
口腔がんは、初期段階ではわかりにくい病気ですが、日々のセルフチェックによって発見しやすくなります。
今回は、口腔がんとセルフチェックについてお話しします。
それって口内炎?口腔がんかも
「口腔がん」とは、お口の中に発生するがんすべてを指した総称です。
がんが発生する場所により、舌(ぜつ)がん、歯肉がん、頬粘膜(きょうねんまく)がん、硬口蓋(こうこうがい)がんなどに分類することができます。
口腔がんは、初期症状は口内炎と似ているため、自己判断が難しい病気です。
舌やお口の中がただれる、潰瘍ができるといった症状が見られますが、見た目には口内炎とよく似ています。
口内炎は通常1~2週間で治るのが一般的です。
しかし、口腔がんの初期症状であった場合には、2週間以上治らないことが特徴です。
また、口内炎には痛みがありますが、初期の口腔がんは痛みや出血を伴わない特徴があります。
口内炎の治りが遅い、いつもと違うと感じたら、歯科で検査してもらいましょう。
口腔がんは進行するにつれ、外科手術によって取り除く範囲も広くなります。
顎や顔の一部を切除せざるを得ない場合もあるため、早期発見が重要な病気です。
口腔がんのセルフチェック
口腔がんは、お口の中を鏡でチェックすることにより、自分でも異変に気づくことができるケースもあります。
チェックするときは明るい場所で、見えにくいところは指を使って拡げながら、歯ぐきや粘膜をくまなく確認します。
舌の裏までしっかりと確認することが重要です。
下記の症状があるときは、口腔がんの可能性があります。
・口内炎が2週間以上治らない
・口の中の傷がなかなか治らない
・歯ぐきが腫れている
・歯が浮いた感じが続く
・ただれやしこり、出血がある
また、喫煙や飲酒の習慣がある方は、口腔がんにかかるリスクが高くなるため、定期的に口腔がん検診を受けることをおすすめします。
口腔がんの疑いは正木伊藤歯科にご相談ください
「正木伊藤歯科」では、口腔がん検診を実施し、口腔がんの早期発見に努めております。
口腔がんは早期発見によって治療範囲を少なく、また生存率もぐっと高くすることが可能な病気です。
口腔がんが気になる方や、口腔がんと疑われる症状がある方は、ぜひ一度当院へお越しください。
木曜以外の平日、土曜の18時半まで診療し、駐車場を6台完備しており、お車でお越しの際に便利です(2024年2月現在)。
口内炎も、じつは歯科医院で診療できる病気です。「こんなことくらいで?」「たいしたことないのでは?」などと思わず、気になることがあれば些細なことでもご相談いただければ幸いです。