コラムCOLUMN
自分のお口に合っていますか?歯医者による「入れ歯の作り方ガイド」
こんにちは。
岐阜県羽島市の歯医者【正木伊藤歯科】です。
入れ歯は、自分の歯を失ってからも食べ物をおいしく食べるための大切なツールです。
今回は、入れ歯の作り方に注目して、解説します。
入れ歯の健康への重要性
食べものをよく噛んで食べる、ということは健康でい続けるためにはとても重要です。
噛むという行為が、満腹中枢を刺激して肥満を防止したり、脳の活性化につながったります。
また、唾液に含まれる酵素は、がん予防にも効果があることもわかってきました。
よく噛んで食べることは、健康で長生きをすることにつながります。
入れ歯を製作するにあたり、部分入れ歯か総入れ歯かを選択します。
総入れ歯の方が手軽に思えますが、自分の歯を生かせる状態であれば、部分入れ歯で補いましょう。
しかし、歯の状態によっては、抜歯して総入れ歯にすべきときもあります。
入れ歯を作る前に、歯医者でしっかり検査をしましょう。
入れ歯の材料には、以下の3種類があります。
レジン
プラスチックを原料とした素材で、強度を持たせるため分厚くなります。
その厚みから、使用する際に違和感が出やすいのが特徴です。
レジンと金属
土台の部分を金属にすることで、装着部分を薄い作りにすることができます。
金属アレルギーがある場合は使用できません。
レジンとシリコン
歯ぐきに当たる部分がシリコン製で、やさしい付け心地を実感できる構造です。
レジンのみの入れ歯は痛みを感じられる方もいますが、シリコンを使用することで緩和できます。
自分に合った素材で、使いやすい入れ歯を作りましょう。
気になる入れ歯の費用と寿命
総入れ歯は、レジン製のみが保険適用です。保険適用の部分入れ歯には、金属製のクラスプ(留め具)がつきます。
材料に金属やシリコンを使用して機能性や審美性を高めた入れ歯の場合は、自由診療となります。
一般的に、保険診療の入れ歯の寿命は5年程度だといわれています。
入れ歯を使用している方で、入れ歯が合っていないと感じている方は、使用者の15.5%であったという過去の調査があります。
よく噛むためにはお口に合った入れ歯が必要であるため、入れ歯に使いづらさを感じたときには、お口に合うように歯科医院で調整しましょう。
(参考:厚生労働省|平成11年保険福祉動向調査の概況〈結果の概要〉表15) >
入れ歯の製作は歯科医に相談を
初めての入れ歯の製作は、抵抗があるかもしれません。
しかし、健康で長生きするためには、歯を使ってよく噛んで味わって食べることが重要です。
「正木伊藤歯科」では、硬いものもしっかり噛める部分入れ歯「ミラクルデンチャー」を採用しています。
見た目も自然で、1本でも歯が残っていれば使用できるため、入れ歯を検討されている方はぜひ一度ご相談ください。
他院で作った入れ歯の調整もおまかせいただけます。